ナイフ製作・渓流ルアーフィッシング・燻製
柿渋
2007-10-31 Wed 20:45
前回のエントリーに載せた「晶之作 土佐鍛山師鉈 」の鞘とハンドルを塗装してみました。

晶之作1-5

初期状態では白木ですが、水で少々薄めた柿渋を5回重ね塗りして1週間、こんな風に栗色に近いような茶色になりました。
なかなか使い込んだような渋い色です。

耐久性もあがるし、お手軽なので他のものにも試したいと思います。
コツとしてはじっくり待つことと、薄めて回数を多く塗ること、それと少し日に当ててやること。
下地は細かいサンドペーパーを軽くかけておくといいようです。

ハンドル部分は樫の木なので鞘と違う発色になっています。
染み込み方がよくないようで、ムラになってしまいました。

どうやったらうまくいくかな?
次回の課題です。
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大祐作 青紙スーパー本鍛造180㎜狩猟刀
2007-10-18 Thu 20:29
プロトタイプにつき、製品名(タイトル)がないので、こういうタイトルで。

西田刃物工房西田大祐さん作の美しいナイフ

大祐作1-1


【スペック】
 ・全長:約305㎜
 ・ブレード:約180㎜
 ・刃幅:最大約30㎜
 ・刃厚:最大約6㎜
 ・鋼材:青紙スーパー鋼本割込み
     ハンドル:花梨瘤+ブラックマイカルタ
     ヒルト:ブラス

大祐作1-2

美しい刃紋が浮かぶブレードは、青紙スーパー鍛造のミラーフィニッシュ。
吸い込まれるような鈍く蒼い輝きです。
傷つけたり錆びさせるのはもったいないかも。

大祐作1-3

刃厚は約6mm、先に行くに従って薄くなっています。
女性的なしなやかさを感じさせるボウイタイプのブレードは汎用性が広く、アウトドアから料理、各種雑用など広くこなせると思います。
せっかくの青紙スーパーですが、この美しいブレード、荒っぽくは使いたくない。

大祐作1-4

ミラーフィニッシュのブレードにブラスのヒルト、カリンコブと細く赤いスペーサーが入ったブラックマイカルタを組み合わせたハンドルは、宮大工の仕事を連想させます。
磨かれたハンドルは握り心地よく、やや大き目のヒルトは安心感があります。
ハンドルの後方が徐々に太くなるテーパーなので、すっこ抜けの心配もありません。
重量バランスはややフロントヘビー気味、ヒルトの少し前に重心がある感じです。
これは打撃力は落ちますが、小回りが利いて自分好みのバランスです。
G・サカイのナイフに似た感じがします。

手の込んだ仕事に抜かりはなく、ブレードとヒルトはきちんと銀ロウ付けされています。
(※後日談:独自配合の銀色の接着剤だそうです)
水が入ってタングが腐ったりしますから、これははずせません。
しかし、多くのファクトリーナイフはこのことがあまり重要視されていないように思います。


大祐作1-5

塗装の美しい木鞘は皮ベルト仕様ですが、鞘とブレードの密着が非常にいい塩梅なので、ベルトをはずしていてもすっこ抜けたりカタカタいったりしません。
使い心地の観点から、こういうことは個人的にとても重要視しています。
カイデックスシースなどではそういう不具合は少ないですが、多くの量産品の剣鉈などでありがちな問題です。

西田刃物工房さんのナイフを買ったのはこれが初めてですが、一目で気に入りました。
あとはフィールドで実際にその性能を試すばかりです。
今年はもう渓流釣りのシーズンは終わりましたから、きのこ狩りにでも持って行きますかね。

西田大祐さんは電話で少しだけお話しましたが、シャイで素直な好青年といった感じでした。
それにしても、20代でこのレベルのものを作れるのはすごい。
今まで自分が買ったことのある職人さんは、みな50代くらいの方ばかりだったので、このような若い作者であったことはやや驚きでした。
ですが、この独自の世界は技術と若いセンスの組み合わせから生まれたものでしょう。

西田刃物工房のサイトではほかにも魅力的な製品を多数展示しており、そのほとんどに自分の食指は反応しました。
特に季節限定モデルの、冬モデルが今のところ一番強い印象です。
この次は何を買おうかな・・・

西田刃物工房オフィシャルサイトはこちら
大祐作別室 よろずやはこちら
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