ナイフ製作・渓流ルアーフィッシング・燻製
炉 復活しました
2010-11-28 Sun 06:34
7月の土砂崩れで破壊された焼入れ用の炉ですが、ようやく復活しました。

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なお、今回の炉再建にあたっては、秋田の「米田鍛冶刃物屋」さんの米田様より、部品の提供及びアドヴァイスをたくさんいただきました。
ありがとうございました。

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逆襲のエゾシカ
2010-11-22 Mon 15:09
9月に染色してみた蝦夷鹿の角ですが、少し磨いてみました。

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画像上が染色していない鹿角、下が染色後に少し磨いた鹿角です。
(双方共に透明なエポキシ樹脂を含浸させてあります)

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結構深く染まっていまして、磨くとグラデーションが出て、一部飴色になります。

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しかも染色剤は玉葱の皮、毒性・臭いなどもありません。

人工着色については賛否が別かれるところではありますが、ここまできれいに染まるならアリかも。
サンバースタッグは価格が厳しいですし、蝦夷鹿でこの美しさが出せるなら、これはこれで良い物ですね。
ジグドボーン等に比べれば加工レベルは低いので、一般家庭でも簡単に染色できますし。

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鮭トバ
2010-11-16 Tue 18:43
先日釣った鮭ですが、普通に食べると脂が少なく、また旨味成分(?)も減っているのか、正直なところ「激ウマ」とは行かないです。
海で捕った鮭は赤身で脂が乗っていますが、川を上りきった産卵直前、産卵後の個体は、ピンク色の身で、火を通すと白くなります。
食感は多少パサつく感じ…。

しかし、捕ったからには美味しくいただかなければ。
というわけで、今回は残った鮭をトバにしてみました。

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3枚におろした身を、3cm角程度に細切りにし、醤油と酒3:1+みりん少々程度の液に浸け込みます。
鱗引き、皮引き不要です、今回は腹骨も取りませんでした。
3cmは太く感じますが、干すと半分以下になるので、ちょっと太めでOK!
ラップで蓋をして冷蔵庫で一晩放置。

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皮を貫通させて針金のフックに掛け、風通しの良い場所に干します。
(鮭の皮は硬いので、千枚通しなどで下穴をあけないと厳しいです、また身だけだとすぐちぎれます)

勿論雨が当たらない場所で。
11月の冷たく乾いた風が、鮭を引き締めてくれますように。

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およそ3日後。

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だいぶ鮭トバらしくなってきました。
向こう側(皮の方)から見ると、ブナ模様(婚姻色)が残っていて、ヤマカガシみたいに見えたりもします^^;

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1週間ほど干したら、ナラのスモークウッドで軽く燻します。
加熱は不要、スモーカーに入りきらないので適当なダンボール箱で燻してます。
進誠産業のスモークウッド1/2本を使用しました。
ウッドの種類はお好み次第ですが、個人的には魚にはナラです。
サクラは肉系に。

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スモーク後、一晩そのまま放置して完成。

塩加減も程よく、また脂がベタベタしない、食べやすい鮭トバになりました。
お好みで塩水+みりんなどでもいいと思います。
(元来は海水らしいですが)

干す期間も、半生程度が僕好みですが、カチカチになるまで干してもOKでしょう。
食べるときは軽く炙らないとしんどいですが、日持ちは良くなります。
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改造のご依頼
2010-11-06 Sat 00:50
現在作業中の改造ご依頼品です。

改造前のナイフと改造内容の説明メモを送っていただきました。
マイカルタハンドルにパイプ3本でカシメ、表面はサンドブラストのようです。

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M社の大型ナイフですが、この個体はプロトタイプらしく、鋼種等詳細不明とのことでした。
メーカーロゴもパッと見入っていないように見えます。
このナイフは元々ダブルエッジで設計されていますが、これは両側ともに刃を削り落とされており、物を切ることは出来ない状態でした。


作業中の画像。

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まずはピンを抜いてハンドル材を剥がし、タング部分をご要望に沿って成形します。

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ブレードバック(背側)は、ちょっとやそっと砥いでも容易に刃付けできないよう、数ミリ厚になるまで削り落としました。
刃引されているとはいえ、担当官次第では「砥げばすぐに両刃になるのでNG」と判断される、グレーゾーンを完全に回避するためです。

逆側はちゃんと切れるように刃付けを施します。

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表面は全体をミラーフィニッシュに変更するため、サンドブラストされている表面をすべて磨き落としますが、その前に磨きムラができないよう、タング-リカッソ-ブレードと続く面は、元からあった僅かな歪みや凹凸も可能な限り平面化します。

このサイズの熱処理済みナイフを全て磨き直すのは、かなりの時間と根気が必要です。
タング部分にどうしても消しきれない傷が、ごくわずかに存在しますが、最終的にはパラコードを巻いて見えなくなるので、あまり問題視はしていません。
(消えるまで磨くと、全体が薄くなるか、そこだけ薄くなり平面性が損なわれます)

現在600番までの研磨を終えたところです。
この後徐々に番手を上げて2000番まで磨き、それからダイヤモンドペーストによる最終研磨、ハンドルのパラコード巻きとなります。

ご依頼主様には、大変お待たせしておりますが、急いては事を仕損じますので、今しばしお待ちいただければと思います。
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