ナイフ製作・渓流ルアーフィッシング・燻製
改造のご依頼
2010-11-06 Sat 00:50
現在作業中の改造ご依頼品です。

改造前のナイフと改造内容の説明メモを送っていただきました。
マイカルタハンドルにパイプ3本でカシメ、表面はサンドブラストのようです。

CIMG7164.jpg

M社の大型ナイフですが、この個体はプロトタイプらしく、鋼種等詳細不明とのことでした。
メーカーロゴもパッと見入っていないように見えます。
このナイフは元々ダブルエッジで設計されていますが、これは両側ともに刃を削り落とされており、物を切ることは出来ない状態でした。


作業中の画像。

CIMG7167.jpg

まずはピンを抜いてハンドル材を剥がし、タング部分をご要望に沿って成形します。

CIMG7176.jpg

CIMG7178.jpg

ブレードバック(背側)は、ちょっとやそっと砥いでも容易に刃付けできないよう、数ミリ厚になるまで削り落としました。
刃引されているとはいえ、担当官次第では「砥げばすぐに両刃になるのでNG」と判断される、グレーゾーンを完全に回避するためです。

逆側はちゃんと切れるように刃付けを施します。

CIMG7212_convert_20101105235555.jpg

表面は全体をミラーフィニッシュに変更するため、サンドブラストされている表面をすべて磨き落としますが、その前に磨きムラができないよう、タング-リカッソ-ブレードと続く面は、元からあった僅かな歪みや凹凸も可能な限り平面化します。

このサイズの熱処理済みナイフを全て磨き直すのは、かなりの時間と根気が必要です。
タング部分にどうしても消しきれない傷が、ごくわずかに存在しますが、最終的にはパラコードを巻いて見えなくなるので、あまり問題視はしていません。
(消えるまで磨くと、全体が薄くなるか、そこだけ薄くなり平面性が損なわれます)

現在600番までの研磨を終えたところです。
この後徐々に番手を上げて2000番まで磨き、それからダイヤモンドペーストによる最終研磨、ハンドルのパラコード巻きとなります。

ご依頼主様には、大変お待たせしておりますが、急いては事を仕損じますので、今しばしお待ちいただければと思います。
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